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アリババ2012年Q1の売上15.89億元

易観国際アナリスト: 陽驍

B2B大手の阿里巴巴(アリババ)はこのほど、2012年第1四半期(1-3月)の財務報告を発表した。売上は前期比4.2%減、前年同期比3.7%増の15.89億元だった。営業利益は前期比28.7%減の3.59億元にとどまった。一方で、登録ユーザー数や登録店舗数はわずかながら増加した。

 

同社の業績が伸び悩んだ理由について、易観智庫Enfo Deskの分析では、今年第1四半期も不安定な国際経済を背景に貿易市場が縮小を続けたことが挙げられる。さらに今年2月21日には、アリババ集団が香港に上場しているアリババB2B公司を完全子会社化するといううわさが流れたことも、企業ユーザーに一定の影響を与えたようだ。

Eコマース市場の今後はまだ不透明だが、同社は中国のEコマースのリーディングカンパニーとして、完全子会社化を含めたあらゆる手段を講じてEコマース発展のボトルネック解消に努めてもらいたい。

また同社へのアドバイスとして以下の2点を挙げる。

1.企業ユーザーに対する事前審査を強化する。出店を希望する企業に対し、運営許可証や運営状況などの審査を厳しく行うことで、ユーザーの質を高め、取引中のトラブルを減らす。

2.取り組みの重点をユーザー数の拡大からサービスの品質向上に切り替える。完全なプラットフォームの提供や検索エンジンの効率改善に注力し、ユーザーが優良なパートナーと出会う場を提供する。

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