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2012年中国ゲーム市場全体で557億元へ

易観国際アナリスト:孫夢子(スン・モンズ)

Enfo Desk易観智庫予測では、2012年の中国ゲーム市場全体は557億元に達し、前年比で20.7%の増加、2014年までに、中国ゲーム市場全体では826億元になるとした。易観の楽観的予測として、20‐25%の年度成長率を保ち、その中で、ウェブゲーム、携帯ゲームは、2012年に大きく飛躍するとした。この市場の推進力は、わが国の地方都市市場の経済発展、ハードの周波数帯域の拡大、およびゲーム運営会社の変化にある。

Enfo Desk易観智庫の分析では、2011‐2014年の中国ゲーム市場の発展は以下の特徴がみられる。

オンラインゲーム市場

1、全面的技術の向上が国際市場の開放へ。

アクション系やFPS商品を代表とする海外のゲームが中国市場に向かっている。一方で、国産のオンラインゲーム技術・理念はすでにレベルアップしており、この事と、自主研究開発における実力のアップが国産ゲームの可塑性を更に高くし、多元的な遊び方が実現できる。現在「CF」と「CS online」が市場を育てている中で、FPS商品はすでに定着している有料の方向に進んだ。競争は次第に激しくなり、2011年第3四半期に、「金山」、「盛大」、「騰訊」などのゲームビック3が続々とFPS風のオンラインゲームを発表した。今後1‐2年に、ゲーム分類も、単純なシューティング系から徐々にファイティング系・競技系など多種になると思われる。その細分化した市場のユーザーは次第に成熟し、商品の分類に対する新しさや、ユーザーの掘り起こし如何で、今後の市場の構図が決まる。

2、ハードの周波数帯域拡大がゲーム業を成長へ導く

2012年から、固定通信網の全体的高速化政策がなされ、すでに、実行の段階に入っている。県レベル以下の市場の取り組みが進む一方で、電線網、光ファイバー網の無料高速化が進む。これはACGオンラインゲームとアクション系のオンラインゲームに新しい発展の余地を与える。ゲーム導入を考えると、さらに理想的な周波数帯域により、ゲームの為の広い想像スペースが生まれた。ユーザー規模としては、周波数帯域の高速化は、地方都市ユーザーが今までのゲームからの乗り換えが可能になり、潜在的ユーザー数が増加することになる。埋もれている巨大市場に、さらに多くの企業が注力する区域や市場の細分化によって生まれる新しさが待たれる。

3、多元化発展路線を行くメーカー

2010年オンラインゲームの混乱と再興のプロセスを経て、オンラインゲームの価値が再認識された。ゲームの多元化も途切れることなく発展する。新しいゴールドディガー金を掘る人が参加し、2012年と今後1‐2年に発展の方向を示すであろう。テレビゲーム、オンラインゲーム、情報の行き交うプラットフォームなど多様な企業が、オンラインゲーム業界に参入すると考えられる。彼らは、ゲーム開発者に多くのアイデアを提供するだけでなく、自身のユーザーをオンラインゲームの潜在的ユーザーへと変えさせることができるだろう。ゲーム運営会社の関わる分野は次第に多くなり、資本運営または開発グループを組織する形で、オンラインゲーム、携帯ゲーム、ウェブゲームなど市場を細分化し拡大する。重層的で多面的なユーザーの開発がされることで、今後何年かの内に、国内ゲームメーカー、たとえば「盛大」、「騰訊」の競争が細分化された各市場に深く入り込んでいくであろう。

ウェブゲーム市場

1、技術全体のレベルアップ、ゲームの形を変えた融合

FLASH技術の成熟で、研究開発の人材は増え、全ての画素数対応の即時性ゲームはすでに市場の主流商品となった。すでに主流2Dのオンラインゲームと遜色ないものとなっている。

ウェブゲーム商品も次第にオンラインゲームと融合し、ユーザーが求める画面表現力を満足させるため、一部のウェブゲーム商品は、補充用のソフト、例えば、人人公司は「天書奇談」を発表した。また、オンラインゲーム開発会社は、ブランドシリーズ、例えば、崑崙万維は「夢幻崑崙」や「夢幻崑崙Onweb」を発表した。ウェブゲームは単純なパズル型ゲームから次第に多くの形態に拡大し、深度ゲーム、携帯電話ゲームへ広がり、その典型的な商品は呉天遊の「誅神」である。

2、ゲーム商品の構成は次第に豊富に

我が国のウェブゲーム商品は2009‐2011年の2年間で、種類が豊富になった。2009‐2010年に、戦争策略系のゲームが市場を独占し、今は、種類が増えて、市場に986あるゲームのなかで、ロールプレイング系が38%を占め、戦争策略系が36%を占める。ロールプレイングゲームはすでに市場の新勢力になっている。そして、タワーディフェンス、養成、レジャー競技系の新型ゲームも2010‐2011年に次々と現れ、ゲーム愛好家と市場に認知された。

3、ウェブゲームが世界化へ

中国のウェブゲーム市場が成熟し、競争がし烈になるにしたがって、ウェブゲームメーカーは次々に海外市場へ目を向け始めた。中国の良好なウェブゲームビジネスの運営経験から、商品を海外市場へ投入し軌道に乗っている。「崑崙」、「楽港」などの輸出を手掛けたウェブゲーム研究・運営が一体となった企業は、海外市場での収益がすでに国内の運営収益に相当し、かつ、輸出している国や地域は徐々に増えている。

4、研究開発企業が研究・運営一体型企業へ、企業ブランド意識が次第に強まる

有効に自身のユーザーをつなぎとめ、膨大な運営データを十分に利用し、さらにきめ細やかなサービスを提供するために、商品の質を向上し、商品寿命をのばす。我が国のウェブゲーム研究開発企業は、ユーザーを育て、他の企業の商品代理をつとめるために、自身が運営するプラットフォームを持っている。このプロセスにおいて、ユーザーに、質の良いゲームと、企業ブランドを認知させる。ウェブゲーム商品と企業は、プラスの社会イメージを強化し、そして商品の上に企業ブランドが形成されていく。一部のウェブゲーム研究・運営一体企業は、異業種と多くの協力関係をつくり、ユーザーの声と数値化したフィードバックを相手に与えるだけでなく、さらに企業とこの業界の社会的なイメージアップにつなげた。その典型企業として、「騰訊」、「崑崙万維」、「人人公司」があげられる。

携帯ゲーム市場

1、紆余曲折ありながらも成長、実力者が決定的影響力をもつ

2011年の携帯ゲーム市場は小幅な動きであった。今後1‐2年はまだ続くと思われる。主な原因は、2009年期に、携帯ゲームの新旧CP(コンテンツプロバイダー)が市場に参入し、多くのSP(サービスプロバイダー)に転身した。市場で、携帯がだぶつく現象が起こり、加えて、携帯ゲームブランド力も弱まり、同質化が進んだ。また、質の低いゲームがユーザーの支払意欲に影響を及ぼした。さらに、海外の携帯ゲームメーカーの参入もあり、市場競争は次第にし烈になった。品質とサービスを軽視し、実力の乏しい中小のCPは経営の維持が難しく、市場の混乱はまだ続くと考えられる。

キーとなる影響要素の分析-促進要素: 

促進要素  2011  2012 2013 2014
地方都市市場のインターネットの浸透
ハード周波数帯域拡大、国際企業の参入
運営会社の多面化
ビジネスモデルの進化

 

促進要素 促進要素分析
地方都市市場のインターネットの浸透 我が国のインターネットユーザーは膨大な数であるが、浸透率は相対的に低く、地方都市市場で依然として広い空白がある。その一方で、地方都市の経済発展は比較的速く、今後の娯楽などの消費動向は明るい。そして、オンラインゲームがこの市場に入るスピードが最も速い。もう一方で、インターネットの地方都市での周波数帯域の拡大が次第に進み、ハイレベルなレジャーゲームもできる環境が整いつつある。
ハード周波数帯域拡大、国際企業の参入 我が国の第12次五カ年計画綱領によると、大都市からインターネット周波数帯域拡大が進む。これで、一部制限を受けていたゲームコンテンツの問題がなくなる。また、比較的高速のネットが新しいネット商品の誕生を促す。他に、海外メーカーのゲームの代理運営は、国内開発者およびユーザーを育て、オンラインゲーム市場全体に対して業界が自信を構築する大きな作用となる。
運営会社の多面化 娯楽産業のユーザーは幅広く、ゲームと映像の間ではそのユーザーの属性は似ており、ユーザーカテゴリーはさまざまである。「盛大」、「巨人」、「完美時空」、「網龍」などは、2010年に映像企業と協力した。第一線のメーカーはどこも芸能人を使う広告宣伝している。現在オンラインゲームは映像との協力で新しいユーザーを取り込み、このビジネスモデルが成熟するにしたがって、利益を上げる商品が増えている。
ビジネスモデルの進化 ツールの有料モデルが発展してから時間が経ったが、ユーザーの消費習慣がすでに形成され、有料がもたらした競争力はすでに薄れ,支払の少ないゲーム愛好者のユーザーエクスペリエンスに影響している。商品が豊富になるにつれ、オンラインゲーム費用徴収は、時間当たりや月ごとに戻るだろう。同時にレジャーなどのゲームの発展は多元的で、ゲームの中のバリューアップサービスも多元的発展をするだろう。これには、ゲームのバーチャル取引のビジネスモデルも含まれる。

  

2、携帯ゲーム産業開放の動きは明らか

モバイルインターネットが全体的に集約され、通信環境が改善されるにしたがって、携帯ゲームがユーザーに対しての対応改善が進み、携帯ゲーム内の各種モバイルインターネットの楽しみ方がさらに増えた。中国携帯ゲーム産業チェーン構造とビジネスモデルはどちらも大きな変化をすると思われる。また、チャイナモバイル、チャイナユニコム、チャイナテレコム、騰訊、斯凱の各端末メーカーなどは、プラットフォームを争奪市場とし、運営の改善と自身のモデルの展開を続け、同時に、「支付宝」、「財付通」を含めて、第三者決済のリモートモバイルペイメントについて発展していくと思われる。それには、必ず、携帯ゲームユーザー体験に合うソリューションが生まれ、携帯ゲーム産業が健全な産業に発展する環境を形成すると考えられる。

3、技術発展が国内メーカーを輸出へと向かわせ、国際市場競争に

世界でスマート操作システムが流行・普及するにしたがって、モバイルインターネットの融合の動きはさらに激しくなる。国外の携帯ゲームCPは中国市場に続々と参入し、国内の実力あるメーカーも国際市場へ参入が始まった。例えば「数字頑石」はiOSのプラットフォームで高い評価を得ている。今後数年内に、実力あるメーカーは、国際競争に参入する動きが増えると思われる。これにより、貴重な海外での運営経験を持ち帰るばかりでなく、国内の携帯ゲーム分野のユーザーに対しての自信も再構築されることが考えられる。

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